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    第52回 MFJ-GPモトクロス大会 2014全日本モトクロス選手権最終戦SUGO大会





    2014年10月25,26日、宮城県スポーツランドSUGOにて

    「MFJ-GP全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦」が開催されました。

    紅葉の深まった秋のSUGO、朝晩はとっても寒かったのですが、日中は雲一つない快晴で

    Tシャツでも過ごせるような温かさでした。

    レースの方は、「IA2以外タイトルが決まっているから消化試合になるんじゃない?」

    と思っていたのですが、海外から4名ものライダーが集まったこともあり、

    各クラス非常に熱いレースが展開されました。





    特に今回はヤマハからAMAスーパークロスで活躍したライダー、C・ウェブ選手に注目が集まりました。

    彼の走りはとてもスムーズで、ラインを自在に使い込んでいましたね。

    印象的だったのは、予選レースでトップを行く熱田選手をパスする時、KYBジャンプを

    熱田選手と並んでアウトから飛んだ後、一気にインへラインをクロスさせ、

    ”スパッ”とパスするのは流石!と感じました。きっとスーパークロスでラインを自在に

    使うテクニックを磨いてきた証なのでしょうね。







    IA1決勝レースは両ヒート共C・ウェブ選手が優勝したのですが、ヒート1では成田選手が

    序盤でトップを行くC・ウェブ選手に食らいつき、バトルをしていました。後半離されてしまったのですが

    少しでも食らいついていこうとする成田選手の闘志が垣間見れたレースでした。

    ヒート2はスタートからC・ウェブ選手が飛び出し、独走するレースだったのですが、

    2位争いが熱田、平田、成田、小方ら日本のトップライダーのガチンコバトルが見られました。

    きっと「何とか1つでもいいポジションでシーズンを締めくくりたい」といったような意地というか

    気持ちがぶつかり合うようなレースでした。こんなレースが毎戦行われれば、観ている観客はきっと

    興奮しっぱなしでしょうね(ライダーにとっては大変でしょうけれど・・・)










    唯一、年間タイトル争いが最終戦まで残ったIA2。

    20ポイント差を埋め、何とかしてタイトル連覇をしたい富田選手と

    ベテランの意地を賭けて4度目のタイトル奪取を勝って締めくくりたい勝谷選手。

    2人の闘いは予選から始まってました。

    A組で登場の勝谷選手、トップ通過を目論むものの、竹中選手に続く2番手にてチェッカー。

    B組では富田選手がぶっちぎりでトップを独走。その走りは決勝に向けた勝谷選手の

    ハイペースについていく為、独走であろうと気を緩めず、「仮想勝谷」をイメージしながら

    走っていたようにも見えました。しかし予選結果を検証してみると、レースタイムで5秒差、

    ベストラップでも0.8秒勝谷が上回っていた。

    この差をレース展開でいかに挽回できるか、といったところに注目が集まった。




    行われた決勝。ヒート1では富田選手がホールショットを奪いトップを快走するものの

    4番手から上がってきた勝谷選手がじりじりと詰め寄り、後半11周目に富田選手をかわし

    トップを奪った。シーズン前半であれば、勝谷選手が一気にペースを上げ独走するシーンが多かったが

    シーズンを通じて成長した富田選手は最後まで勝谷選手に食らいついてましたね。

    結果、勝谷選手が優勝、富田選手が2位となり、ポイント差が23ポイントに。

    シーズンタイトル争いはヒート2まで持ち越され、富田選手がヒート2で優勝しても、

    勝谷選手が19位以内でチェッカーを受ければタイトル決定という形で今年最後のレースに挑むことになった。



    迎えたヒート2。ヒート1に続き富田選手がホールショットを奪いトップを奪取。

    しかし勝谷選手がすぐ後ろにつき、3位以下を大きく引き離しながらトップ争いが形成された。

    なんとか自身が優勝を奪い、勝谷選手のミスを待つ富田選手。でも後半になっても

    トップを行く富田選手には離されたものの、安定した走りで3位以下を10秒以上引き離しながら

    レースを続ける勝谷選手。

    結果、レースは富田選手がトップチェッカーを受け今季6勝目を挙げ、勝谷選手が2位チェッカーを受けた。

    この瞬間、勝谷選手のシリーズタイトルが決定した。







    表彰式で勝谷選手は、「富田選手はライバルではあるけれども、一緒に練習したりして、走りのアドバイスをし

    大きく成長してくれて、シーズン後半では勝てないレースが出てきてしまった。でも、タイトルを取れて嬉しい。」

    とコメント。34歳のベテランでもある勝谷選手、全日本モトクロスのレベルを少しでも引き上げたい、

    世界で活躍できるライダーが出てくるような環境を作りたい、という彼の想いがそういった行動を起こしたのでしょう。

    来年はまだ未定といったものの、全日本への参戦は考えていないとのことでしたが

    これからも、全日本ライダーへいろんな形で刺激を与えるような存在になっていただきたいですね。










    IBクラスは古賀選手が両クラス制覇!

    既にIB2は馬場選手、IBOPENは古賀選手がタイトルを決めており、

    後はIAクラス昇格を狙うライダーが一つでも良いポジションでレースをし、ポイントを稼ぎたい!といった争いになりました。



    その結果で来年IAで走るかIB残留か、との大きな差があります。

    なのでランキングが昇格できたライダー、そうでなかったライダーもいてチーム関係者は悲喜交々だったことでしょう。



    そんな中で行われたレース、IA2クラスは既にタイトルが確定している馬場選手がスタートで転倒

    最後尾からの追い上げとなりました。そんな中、安定した走りをした古賀選手が独走でトップチェッカー。

    そしてこの日の最終レースとなったIBOPENクラスは古賀選手がスタートを決めトップで1周目を終えるものの

    3周目には転倒を喫し2位にポジションダウンするものの、小林選手を数周でパスして一気に引き離し

    独走でチェッカーを受け、この日IB2に続くピンピンの圧勝でシーズンを終えた。



    来シーズン、この古賀選手はIAクラスへ昇格することになるのですが、当日のラップタイムを検証してみると

    古賀選手とIA2クラストップタイムの富田選手とのラップライム差は約10秒あり、IA2全体でみても、20位前後の

    タイムになりそうです。この差をオフシーズンの間、トレーニングをしっかりと積み、IAクラスでも予選を通過し

    上位でレースをするようなライダーへ成長していってほしいですね。










    レディースクラスも既に前戦の広島で竹内選手のタイトルが確定しているのですが

    それでもシーズンの最後をいい結果で終わりたいライダーが熱いバトルを魅せてくれました。



    レースはスタートで竹内選手が安原選手の転倒に引っかかり、最後尾からのレースに。

    また、序盤からレースを引っ張った高橋選手が終盤に転倒し、代わりに畑尾選手がトップへ浮上

    そして迎えたラストラップ、最後尾から怒涛の追い上げを魅せた竹内がトップの畑尾に迫るが

    ほんの一歩追いつかず畑尾がトップでチェッカーを受けた。竹内は2位、3位に久保選手が入った。










    将来A級ライダーを目指す子供達が集まりレースを行うJ85クラスが土曜日に決勝レースが行われました。



    レースは大城魁之輔選手が小林選手とのバトルの末優勝しました。

    この大城選手と2位の小林選手は共にTEAM HAMMER。

    このTEAM HAMMER、IA高濱龍一郎が率いるチームなのですが

    このJ85だけでなく、レディースでタイトルを奪取した竹内選手、

    IBOPENでタイトルを奪取した古賀選手など、これからを担うライダーが多く在籍しております。

    きっとチーム内で多くのトレーニングを積み、レベルアップさせ、ライダーを多く成長させた

    結果なのでしょう。今シーズンはTEAM HAMMERのライダーが大活躍した年でもありましたね。








    (おまけ)IA2#43能塚選手の練習用ヘルメットに九州では有名な「モヒカンラーメン」のロゴが!

    なんかすごく気になったので載せさせていただきました。





    SUGOのレースで大きく飲食ブースを出している「ワールドキッチン」にあった肉巻おにぎり。美味しそうでした。

    (ホントは食べたかった・・・)